あらゆる仕事の“窓口”でありながら
時にはプロデューサーの役割も求められる。
広告代理店での営業職はあらゆる職種のクライアントに広告や企画を提案する仕事です。TVやラジオ、新聞、雑誌、WEBなどの広告枠を販売したり、イベントなどを企画しそのクライアントにあった広告を提案していきます。TVやラジオで流れてくるCM、街中で行われているイベント、電車・バスなどの広告を作っています。その他にも、販促ノベルティーや着ぐるみ、店舗装飾など、提案物は多岐に渡ります。
特に営業部門はクライアントとの窓口となる職種です。クライアントとの打ち合わせ、ヒアリングやスケジュール管理、全体の進行をしていきます。社内では得意先の代表としての役割、得意先では広告会社の代表としての役割を果たさねばなりません。時にはプロデューサーの役割も求められます。
クライアントの商品をいかに売るかを考え広告に落とし込み、実際に売り上げの向上や、企業イメージをアップさせるような広告を制作していく仕事になります。クライアントから広告出稿頂けるよう、あらゆる営業活動を仕掛けていきます。
広告のことだけでなく何でも相談される
そんな存在になることが必要なんです。
入社3年目に担当した歯科医院立ち上げの仕事が成長のきっかけになりました。
「アカデミーの森」をテーマに、高知の自然と人の生活、先進の科学とを融合した新しい歯科医院にしたいという院長からの要望があり、開院の広告はもちろん、CI(ロゴマーク)の作成からパンフレット、ホームページの制作、そして設計士を交えての建設、インテリアに至るまで関わった初めてのトータルプロデュースの仕事でした。
いい物を作って信頼を得るもの勿論ですが、一つ一つのものを形にしていく為、日に何度も足しげく通い、院長との信頼関係を築きました。クライアントが望むこと形にしたい事を先に理解し「これも必要ですよね?」「ここはこうしてはどうですか?」と様々な視点で病院のことを考え、何度も話し合いました。開院前に実施した内覧会は盛況で、院長にも「うん、イメージ以上!」と喜びのお声も頂きました。
広告のことだけでなく相談すれば何でも解決してくれる!そんなかゆい所に手が届く存在になることが必要だと気づけた仕事でもありました。
様々な業界のスペシャリストと仕事ができる
それがこの仕事の面白さです。
何もないところから、一から自分で形に出来る楽しさ、醍醐味があります。この商品を売るためにはどうすれば良いのか、どんな広告を作れば良いのか。クライアントの望んでいる事を的確につかみ、形にして提案していく作業が必要で、そこにはデザインであったり、媒体の選定であったり、様々な創造性や選択が生まれてきます。そこに自分らしさが表現出来たり、したいことがそのまま仕事に出来る、非常に自由度が高い職業です。
また営業職は社外にいることが多いのでお客様、媒体企業、競合会社、業界の著名人と様々な人に会うこともできます。社内で仕事をしているとなかなか外部の人と会う機会は少ないです。外部の人と気軽に会うことができ、人脈ができるのは営業の醍醐味ともいえます。様々な業界、職種のスペシャリストと会える非常に面白い仕事です。